派遣社員の誰もが経験する「派遣社員あるある」12選

2008年に本格的に始まった金融危機の際には「派遣切り」や「年越し派遣村」といった言葉が様々なメディアで取り上げられたこともあり、正社員と比べて定収入や不安定などのイメージがありました。

しかし、派遣社員という働き方にはメリットだってしっかりあります。

その人の置かれた状況やライフスタイルなどにマッチすれば、正社員よりも働きやすいのです。

今回は「派遣社員あるある」を通してメリット、デメリットを紹介していきます。

派遣社員で良かった事あるある

派遣は1ヵ月～2年ぐらいが主流で、一般的には3ヶ月または6ヶ月で契約を更新するため、そこで更新をしなければ辞めることが可能です。

また辞める場合は派遣会社に伝えることになるので、職場の方に直接言うよりもストレスが少なく済みますし、職場に伝える段取りも相談に乗ってもらえます。

最長でも3年と上限が決まっていますし、期間満了時も派遣社員は把握できます。

そのため合わない環境でも「あと何日の辛抱だ」と分かっているだけで気が楽になりますし、期限を迎えさえすればその職場に行かなくても済むので、無期限雇用よりはストレスが軽減されます。

これは派遣社員最大のメリットですが、自分の希望に合った勤務期間や時間、勤務地を選び、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。

そのため介護や育児などで時間や日数に制限がある方にピッタリですし、副業として派遣で働くことも可能となります。

派遣社員は例外をのぞいて最長3年までしか同じ職場に勤めることができないので、比較的短い期間で多くの職場へ出向いて経験を積むことになります。

派遣会社は派遣先の会社と派遣社員との仲介役になってくれる存在なので、派遣先の悩みや不満などがあればいつでも相談のってもらうことが可能です。

派遣社員は同じ職務内容であってもアルバイトやパートよりも時給が高いことが多いです。

一般的に派遣社員は正社員よりも採用のハードルが低いので、未経験の職種でも派遣として経験を積むことができます。

例えば人気の高い事務職へ転職を考えている場合、未経験だとなかなか採用されませんが、派遣の場合、直雇用よりは簡単に就業できる可能性が高いです。

そのため、派遣社員として働いて経験を積んでから、正社員として転職活動をすることも可能です。

正社員とは違って、雇用が不安定となっています。

同じ部署では最長3年間しか働けないため、安定性を求める方には向きません。

あらかじめ雇用期間が決められており、期間を過ぎると契約更新または終了となります。

終了した場合は、新たな派遣先や仕事を探す必要があるため、期間が近付くと緊張します。

一般的に、派遣社員は交通費やボーナスがありません。

それも含めて年間で見ると、正社員と派遣社員では給与の差が大きく開いている場合が多いです。

あらかじめ月給が決まっている正社員とは異なり、一般的に派遣社員は時給制です。

長期休みがある月は出勤日が減ってしまうため、収入も減ってしまうことになります。

派遣社員は非常にシビアな面もあり、契約期間までに結果が出せなかった場合は契約を更新してもらえない場合もあります。

「派遣社員あるある」という形式で派遣社員として働くことのメリットとデメリットを紹介しました。

一般的には派遣社員より正社員の方が安定していて世間体も良いと言われがちですが、正社員として働いていても自分に合わない仕事に就いて不満がたまり、長続きしないということもあります。

また、ライフスタイルが正社員に向いていない場合には、自分に合った雇用形態を選ぶことも大事なポイントです。

転職を考える際には、正社員と派遣社員どちらか一方を選ぶとかではなく、正社員へのステップとして派遣社員を選択する手もあると考えておきましょう。